北海道・旭川東警察署は25日、旭川市内に住む60代の男性が投資詐欺の被害にあい、現金約2900万円をだまし取られたと発表しました。

警察によりますと、男性は今年1月に、出会い系サイトで知り合った、タイ出身で東京都在住の「アンナ」という女を名乗る人物と、ラインで連絡を取るようになりました。

男性はアンナから紹介された投資サイトに登録し、カスタマーサポート担当を名乗る人物に指定された口座に、投資目的などで15回に渡り現金約2900万円を振り込みだまし取られました。

指定された口座は、海外の人物の個人名義や法人名義など異なっていたということです。

サイト上では約7000万円の利益が出ていると表示されていましたが、男性が現金を引き出そうとしたところ手数料を要求されて、振り込んだ後も金を引き出せなかったことから、男性が友人に相談し事件が発覚しました。

警察は「SNSなどで投資名目で、高額の振り込みを依頼された場合は詐欺の可能性が高いことから、すぐに振り込まずに警察に相談してください」と呼びかけています。