薬局の整備事業をめぐり、特定の業者に便宜を図った公契約関係競売入札妨害の罪に問われていた、KKR札幌医療センターの元幹部ら3人の裁判で、札幌地裁はKKR札幌医療センター元事務部長・藤井浩之被告に懲役1年・執行猶予3年、調剤薬局を経営するアインファーマシーズの元社長・酒井雅人被告と、元取締役・新山典義被告の2人に懲役6か月・執行猶予2年の有罪判決を言い渡しました。

起訴状などによりますと、3人は共謀し、2020年11月から12月に、KKR側が敷地内に調剤薬局を開設するための入札で、ほかの会社の企画提案書の内容をアイン社側に漏らした上、アイン社側が一度提出していた企画提案書を締め切り期限後に差し替えたとされていました。